今回は明治神宮のことを書きました。
急遽、東京に行く用事があったので
せっかくなので久しぶりに明治神宮に参拝させていただきました。
若いころに初もうでで一度参拝したことがありましたが
それからかれこれ40年ぶりくらいの再訪です。
40年で東京の街並みは大きく変わりましたが
明治神宮の厳かな雰囲気は何も変わりませんでした。


高層ビルが乱立する都会の雑踏の中にある明治神宮は
異次元でとても厳かな空間が存在するアンバランスなところです。
東京がどんなに変わろうとも
明治神宮は永久に変わらないでしょう。
明治神宮公式駐車場
明治神宮はJR山手線の代々木駅から原宿駅の間にあり
大きさは東京ドーム15個分の森の中にあります。
そんな大都会の中にある神社であっても車で行くことはできます。
駐車場の入り口は少しわかりずらい所にありますが
参拝者は無料で利用することができます!
もちろん、お正月の初詣の時期は利用制限されますが
平日及び通常の土日も利用可能です。
駐車台数が30台しかないので満車は必須ですが
朝6時から停められるので早く行けば確保できるかもしれませんね。
当方は平日のAM6:30分ころ到着しましたが
その時はまだ数台しか停まっていませんでした。
その日は雨が降っていたこともあって
そもそも参拝者が少なかっただけかもしれませんが・・・

駐車場から御本殿までは参道を歩いて約10分掛かります。
これでも境内の広さがわかりますね。


早朝ならではの人がいない風景。
明治神宮でも早朝ならこんな貴重な写真がとれます。

明治神宮は『明治天皇とその奥様の昭憲皇太后』をお祀りする神社です。
『昭和天皇と皇太后』のお墓は
八王子にある武蔵陵墓地に祀られています。
武蔵野稜墓地には
『大正天皇と皇太后』も祀られているので
四つの御陵があります。
御本殿
明治神宮ができる前のこの辺り一面は
畑しかない荒れ地のような景観だったそうです。
明治天皇と皇太后が崩御されお祀りされた後に
明治神宮を『永遠の杜』にするために
当時第一線の学者が集結し計画されたそうです。
全国から10万本の『献木』があり
11万人が勤労奉仕(無報酬で従事すること)をして作り上げたそうです。
杜の木々のほとんどは植樹したもので
計画通りに永遠の杜が完成しました。
本殿前の鳥居からも
人がいない貴重な写真が撮れました。

早朝の参拝は厳かな雰囲気が更に深まるように感じます。

インバウンドによる外国人観光客も
早朝の時間帯は少ないようですね。


戦争で多くの社殿が焼失してしまいましたが
そんな中、明治神宮の杜に多くに人々が身を隠し
戦火から逃れたそうです。

こちらは御本殿左側にある夫婦楠(めおとくす)です。
遠目で見ると一本の大きな楠に見えますが
実は二本の木が寄り添っています。
しめ縄で繋がれた楠はとても仲睦まじく見え
縁結びや家内安全の象徴として愛されています。

こちらが右側にある楠です。
祈願絵馬に囲まれていて
参拝者の願いを静かに見守ってくれています。

御本殿を三本の立派な楠がお守りしています。
永遠の杜
明治神宮にある杜は
人々の手によって作られた『人口の永遠の杜』です。


都内では珍しい動植物が約3千種確認されていて
中には新種や絶滅危惧種も含まれているそうです。
広大な敷地内の隅々まで手入れが行き届いていて
何処を見ても隙が無い神々しさを醸し出していました。

広大な敷地の落ち葉を掃く専属の『掃き屋さん』がいるそうで
早朝から長ほうきで落ち葉を参道の中央に
綺麗に寄せ集めています。


日本人のきめ細やかさが見られる
熟練の技を感じました。
御朱印
御本殿に参拝し広い境内を見学させていただきました。
参拝の後は御朱印を頂きました。


境内には一休みできるカフェもあるので
ゆっくり時間を掛けて見学することができます。


東京にある明治神宮だからこそ
新旧が融合した素晴らしい空間になっていました。
あとがき
約40年前に参拝した明治神宮は
正月三が日にお参りに行きました。
その時何万人の人がいたかはわかりませんが
参道から御本殿まで行くのに何時間も並び
御本殿前の特設の巨大賽銭箱にお賽銭を遠投した記憶が
鮮明に残っています。
後ろから投げらたお賽銭が頭にぶつかってきたことを
懐かしく思い出しました。
カフェが新設されて真新しい空間が増えたとしても
変わらない厳かで神秘的な明治神宮は
未来永劫守られていくのだろうと思いました。
さ~て、次は何処に行こう。