愛車のサバナで千葉県房総半島へ格安の車中泊の旅に行ってきました。
福島市から総走行距離約1000㎞、全行程3泊4日の旅で周った房総半島は、勝浦と九十九里浜。今回の記事は勝浦グルメ勝喰と海中展望塔、利用した立ち寄り温泉、車中泊ポイントの道の駅のことを書いています。
全行程3泊4日、房総半島車中泊の旅スタート。
気軽に安価で旅行できることが車中泊の最大の魅力。
福島市から勝浦までの道順を、立ち寄り温泉、車中泊ポイントの道の駅、観光スポットと、順を追って書いていきたいと思います。
福島県楢葉町の『天神岬温泉しおかぜ荘』
この日も夕方17時に帰宅して直ぐに出発しました。
最初の目的地は、入浴の為に向かった福島県楢葉町の『日帰り温泉しおかぜ荘』
最終受付時間が20時30分だったので、まずはここに直行です。
無事20時に到着、大人¥700×2人で利用させていただきました。
※メニュー表を載せましたが、夕食は準備してきたので今回こちらの食事は食べてません。
温泉の適応
神経痛・筋肉痛・五十肩・胃腸病・冷え性・痔・運動麻痺・ 関節のこわばり・うちみ・くじき・切り傷・やけど・皮膚病・婦人病
温泉の種類
雄大な太平洋を眺めながら、7つの温泉が楽しめます。大風呂・露天風呂・ジェット風呂・水風呂・薬湯等。
入浴料金
ご入浴 | 大人(中学生以上)... 700円(税込) |
---|---|
小人(小学生)... 300円(税込) | |
ご休憩入浴 (大広間・レストルーム利用・浴衣・タオルセット貸出含む) | 大人(中学生以上)... 1,200円(税込) |
小人(小学生)... 600円(税込) |
21時の終了後に駐車場に居ては施設のご迷惑になるので、この日は入浴だけで移動しました。
天神岬温泉しおかぜ荘のホームページ
ブログ内の他の温泉記事はこちら
Jビレッジに隣接する『道の駅ならは』
次のポイントはJビレッジの隣にある『道の駅ならは』
ここにも「Jヴィレッジ湯遊ならは」という温泉施設がありますが、今回は温泉には入らず持参した夕食を食べるためのみの停車ポイントとして利用させてもらいました。
機会があったら「Jヴィレッジ湯遊ならは」にも来てみたいと思っています。
22:30分に夕食を食べ終わってからは、夜中の空いてる時間を狙ってひたすら走ります。
道の駅 ひたちおさかなセンター
福島市から約220㎞走ってきて、時間は深夜1時を過ぎた頃に眠さの限界に到達。
この日の移動はここまで、
ということで茨城県日立市の『道の駅 ひたちおさかなセンター』で就寝。
今回は就寝の為の停車のみだったので、朝9時過ぎにトイレと洗顔を済ませ出発しました。
ちなみに、こちらのおさかなセンターはTVでも放映されたことがある『味勝手丼』が有名らしく、小分けされた様々なネタの中から自分の好みでネタを選んで丼ぶりに盛り付け、その場で食べることができるそうです。
こちらも次の機会があったら『味勝手丼』を食べてみたいと思います。
地球が丸く見える丘展望館
日立から51号線を南下して千葉県の東の端、犬吠埼灯台を目印に走り到着時間は12時でした。
今回は犬吠埼には寄らずにこの丘に来た理由は、犬吠埼灯台と屛風ヶ浦がいっぺんに観れる場所ということで、この近辺で1番高台にある丘に登ったということです。
入園料
開館時間
犬吠埼灯台
小さいけど犬吠埼灯台です。
屛風ヶ浦
遠いけど屛風ヶ浦です。
駐車場から展望台までは公園の遊歩道を登っていく感じで、10分弱は掛かったと思います。
春には桜がきれいに咲くそうで、自然がいっぱいの公園でした。
思い出の九十九里浜~♬
九十九里に着いたのは14時頃。
自分にとって九十九里は本当に思い出の深い場所で、若い頃に何度も訪れた地です。
16歳の時には友人4人で総武線の快速と外房線、バスを乗り継いで大網白里の民宿に泊まり、海水浴に来た良い思い出があります。
自動二輪の免許を取ってバイクを買ってからは仲間のバイク4~5台で、車の免許を取ってからは競い合いながら九十九里有料道路を走った思い出が蘇りました。
そんな九十九里に40年ぶりに訪れたので、とても懐かしく感無量でした。
思い出の九十九里浜~♬ 若き良き思い出です。
立ち寄り温泉の白子シーサイドホテル
この日の立ち寄り温泉は『白子シーサイドホテル』でした。
17時ごろに到着し温泉に入ってきました。
こちらの日帰り温泉については、特筆することはありません。
入浴のみで利用した者の経験談としては、お薦めはしません。※あくまでも個人の主観です。
ただ、宿泊利用者のGoogle評価と口コミは別に悪くはないので、日帰り温泉のみの利用客とは印象が随分と異なるようですね。
白子ニューシーサイドホテルのホームページはこちら
車中泊した道の駅むつざわ
取り敢えず入浴ができたので、次は車中泊ポイントの道の駅に向かいます。
到着は19時過ぎで先着の車中泊の車がかなり停まっていて、場所探しに駐車場内を2周くらい廻りました。出来たばかりの道の駅らしく、キャンピングカーやバンコンが目立ちました。
施設は新しく設備はどれも最新でした。
こちらの道の駅は入浴設備も完備で、車中泊愛好家に人気らしいですね。
訪問したのが連休の中日だったので、入浴には予約が必要なほど混んでいました。1時間以上待ち時間があったようです。
ドッグランもあるのでワンちゃんと一緒に旅してる方が多数いましたね。
道の駅むつざわへのアクセスを載せておきます。
人気の道の駅なので夜中も車中泊の車で混雑することは仕方ないのですが、両隣の枠に車が停まっている状態はあまりにも『密』だな~と感じてしまいました。
夜中にトイレに起きることを考えると駐車場の端には停めにくいのですが、この日は少し離れた場所に停めて安眠しました。
道の駅むつざわのホームページはこちらです。
勝浦グルメ『勝喰』かっくらうと海中公園
道の駅むつざわで車中泊を終えてからは、勝浦に向けて走ります。
勝浦に行く目的は、TVで観た『海中公園』に行くことと、漁港で海鮮丼を食べること。
道中、小学4年生の時に勝浦漁港の近くの浜で『地曳網』をしたことを思い出し、懐かしさに浸りながら車を走らせました。
勝浦海中公園
海中公園に9時に到着。
あいにくの曇り空だったけど雨が降ってないだけ良しと考え、一日をスタートしました。
海中公園の駐車場は海の博物館と同じこの建物の端の1Fにありました。
駐車料金は2時間200円。
当方のGMCサバナは見事に『2.2ⅿ』の高さ制限にひっかかり、建物裏の空き地にポツンと1台寂しく駐車です。
海の博物館は山の麓にあるのに対し海中公園は当然海の中にあるので、駐車場から海中展望塔までは歩いて10分以上は掛かると思います。
通りまで出てくると資料館がありますが、チケット売り場はここではなく、もう少し海岸に降りた場所にあります。
この建物がチケット売り場です。
営業時間 9:00~17:00※最終受付16:30 営業時間は季節や天候で変更あり
年中無休(荒天の場合閉館することあり)
入場料金は海の透明度によって変わるので記しておきます。
※海中公園展望塔の入場料は、海象状況により通常料金から割引された金額が設定されます。
また海中展望塔内にはエレベーターが無く、96段のらせん階段で昇降します。そのため車椅子での入場は困難です。
利用料金【一般】 | ||||
透明度 | ➊4m以上 | ➋2~3m | ➌1m | ➍0m |
大人(高校生以上) | 980円 | 650円 | 330円 | 160円 |
中人(小・中学生) | 480円 | 330円 | 160円 | 100円 |
小人(4歳以上の幼児) | 220円 | 160円 | 100円 | 0円 |
※➋~➍は「海象状況による割引料金」になります。
※3歳以下は入場無料となります。
チケットを購入したらこのトンネルから入場します。
トンネルを抜けると撮影ポイント。ハコフグとイシダイです。
この後しばらくは海の上の階段や通路を歩いて、海中展望塔まで進みます。
海中展望塔に到着、海上散歩も楽しいです。(*^_^*)
ここから、らせん階段スタート!上り下りは一方通行になってます。
階段途中の休憩場所が昭和の雰囲気でノスタルジー。
96段の階段を下って海底に到着です。
海底を覗く窓は全部で24個。海流で場所によって魚の数が違いますね。
海中展望塔からは90種類以上の海の生き物が観察でき、サメなども観れるらしいです。
海中展望を終えて登り階段を上がると展望フロアに到着します。
晴れていれば太平洋の絶景が楽しめます。
水族館でもよく見かける『さかなクン』来館記念色紙。さかなクンここへも来たんですね。
当日の天気はいまいちでしたが、念願の海中展望塔に来られて満足でした。
勝浦 勝喰(かっくらう)
土地のグルメは地元で聞くのが1番かなと、勝浦のガソリンスタンドでお薦めのお店を聞き込み。すると漁港内にある海鮮のお店を教えてくれました。
それが勝浦を喰らうと書いて『勝喰』かっくらうで、勝浦漁港の目の前にありました。
駐車場は店の隣にありますが、混雑時は停められない可能性があるので要注意です。
市場食堂として早朝に漁港で水揚げされた新鮮な魚が食べられる人気のお店です。
TV取材にも多く取り上げられているようで、期待が膨らみます。
漁港を見下ろす2階席に案内され着席。他のテーブル席は満席でした。
漁港ならではの『その日美味しいメニュー』が手書きで書かれており、店員さんもテキパキ勧めてくれました。
注文したのは勝喰丼¥1,000と
海鮮丼¥1,800のふたつ。
丼ぶりメニューになっていますがご飯と魚は別盛りで、刺身として提供されます。
見た目でも美味しさが伝わりますが、実際にも『激うま!』でした。
最近は物流の発達で新鮮な魚介類がスーパーでも購入できる時代です。各地の漁港近くのお店で海鮮丼をよく頼みますが、正直美味しさに驚くことは少ないのが本音でした。一般人も口が肥えていますので…
が、勝喰は本当に美味しかったです!(*'▽')
これぞ『市場食堂』という美味しさで、勝浦にもう1度来た時には絶対に行くと思います。
勝浦漁港の 市場食堂 勝喰(かっくらう)はお薦めのお店です。
海の駅 九十九里浜
勝浦での予定が終了したので、これからは折り返しの帰路になります。
昨日は立ち寄らなかった『海の駅 九十九里』に行ってきました。
九十九里浜のほぼ真ん中に位置する片貝海岸、その前にある海の駅九十九里は九十九里の魅力を発信する基地になっています。
江戸時代初期に生まれた九十九里伝統のイワシ漁『大地曳網漁』などを伝える無料のイワシ資料館が併設されています。
全国でここにしかない青い丸ポストは撮影ポイントです。
1Fは現地の特産品やお土産、鮮魚が売られている販売フロアです。
朝、目の前の片貝漁港で水揚げされた鮮度のいい魚が、直売所で売られています。
地元名物のイワシやハマグリ、ナガラミや季節の鮮魚、獲れたての海の幸は絶品です。
2Fはフードコートフロアです。
3件の趣旨の異なったお店から、自分の好みを見つけてオーダーしてください。
現地の新鮮な魚介類を美味しくいただけます。
天気の良い日は2階のテラス席で房総の海を眺めながら食事ができます。
九十九里に行く機会があったらぜひ立ち寄ってみてください。
帰り道で立ち寄った温泉
3泊4日の車中泊の旅もいよいよ終盤です。
九十九里を15時に出発し、帰路につきました。
深夜までには帰らないといけないので、帰路の最初の目的は『いわき湯本温泉』で入浴することと決めました。
いわき湯本温泉みゆきの湯
九十九里の海の駅からいわき湯本までは約220㎞。
高速を使って3時間の道のりですが、安価を目指しているので高速は1部だけ利用して目指します。
18時の日暮れ前に何とか到着。3時間でいわき湯本まで戻って来れたので予定通りでした。
みゆきの湯には駐車場がないので、近くのJR湯本駅のコインパーキングに駐車。
湯本駅前を通って歩いて2分程で到着です。
湯本駅前には足湯がありました。さすが湯の町ですね。
念のためにJR湯本駅からみゆきの湯までの地図をUPしておきます。
いわき湯本温泉みゆきの湯は、2007年に三函の「東湯」の老朽化に伴い、JR湯本駅前に新しく作られた共同浴場です。
常磐炭鉱の石炭と煉瓦工場をイメージしたデザインの建物で、地元から切り出した杉材で作られているそうです。
駅から一番近い公衆浴場として、列車を待つ人の空き時間に人気の入浴施設らしく、入浴料が¥300という驚きの安さです。駐車場も1時間100円なので合わせても利用の価値は充分です。
住所 | 〒972-8321 福島県いわき市常磐湯本町天王崎1-8 |
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電話番号 | 0246-43-1526 |
営業時間 | 10:00~22:00 |
最終入場・入館 | 21:00 |
定休日/休業日 | 毎月第3木曜日、1/1~2 ※休日の場合はその翌日 |
料金 | 【入浴料】 ◆当日券 12歳以上:300円 6歳以上12歳未満:150円 6歳未満:無料◆回数券(一般)11回分 12歳以上:3,000円 6歳以上12歳未満:1,500円◆回数券(区民)10回分 12歳以上:2,500円 6歳以上12歳未満:1,200円 |
アクセス<車> | いわき湯本ICから約15分 |
アクセス<公共機関> | JR湯本駅から徒歩約2分 |
駐車場 | 無し ※介護浴室利用者専用1台(要事前予約等) |
備考 | 備考 1.「区民」とは、常磐湯本町在住の方です。 2.「一般」とは、区民以外の方です。 3.区民用の回数券は、常磐支所経済土木課でのみ販売しております。 |
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泉質分類
含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉) -
効能分類 冷え性・消化器病・神経痛・捻挫(ねんざ)・挫き(くじき)・切り傷・筋肉痛・関節痛・皮膚病・痔・五十肩・動脈硬化・高血圧・婦人病・運動麻痺・打ち身・糖尿
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設備・休憩所・休憩室
温泉設備は清掃が行き届いていて清潔感がありとても良かったです。泉質も滑らかでいい感じでした。加水掛け流しだそうですが私は気になりませんでした。
注意点としては、シャンプー、ボディーソープ類は置いていないので持参してください。
また、掛け湯のみではなく洗身してから湯船に入りましょう。地元の常連さんが多いので注意されるかもしれませんので。。。
帰り道に立ち寄った道の駅
いわき湯本温泉での入浴を終え一路福島市まで。
いわき市から国道6号線を北上すると、福島県民には忘れられない場所を通ります。
東日本大震災と福島原発のふたつの甚大な被害に遭った地区で、長い間立ち入り制限されていた場所が国道6号線沿いに多数あります。
今回はそのエリアの中、浪江地区に『新しい道の駅』が開園されていたので、立ち寄ってきました。
災害復興の拠点、道の駅なみえ
震災直後、道の駅なみえ周辺は原発事故による避難区域でした。
以前のなみえ近辺の国道6号線は道路には街灯が点灯し、沿道には民家や店舗、大小の会社などの明かりが点在し人の生活が感じられました。
しかし現在は『道の駅なみえ』から6号線を少し北上すると、6号線沿道には灯りが全く無くなり『暗闇』になってしまいます。
車のライトを消すと周辺には一切の明かりが無くなって本当の暗闇になってしまいました。googleで見る地図上には家や建物が幾つもあるのに『まっ暗闇』になってしまうのです。その違和感が強烈で怖いくらいに感じてしまいました…。
『道の駅なみえ』に到着したのは21時頃。
6号線沿線の近辺には灯りが殆どないので、遠くから神々しく輝いて浮かんで見えたのがとても印象的でした。
駐車場に着いて驚いたのは『車が数台しか停まっていない』ことでした。
施設は新しく灯りも沢山点いていたのですが、道の駅の駐車場に車が2~3台しか停まってないのです。※オープン時間帯は混みあっています。
数えきれないくらいあちこちの道の駅を訪れていますが、そんな風景は過去に1度も見たことがなかったので、とても寂しく悲しい気持ちになってしまいました。(T_T)
これが最近まで立ち入り制限されていた被災地の現状なんだと、改めて考えさせられる光景でした。災害復興は道半ばだとはよく聞くフレーズですが、正にその通りだと実感しました。
反面、道の駅の中はとても明るく、当然設備も最新でとても良い施設でした。
地元の吊るし雛がたくさん飾られていました。
施設内には『無印良品』のお店がIN。
トイレも最新設備です。
フードコートも充実していて、B級グルメ『なみえ焼きそば』は人気メニューだそうです。
浜通りならではの、新鮮な海鮮も充実していました。
放射線測定器も完備されています。
地元の人たちは力強く復興の為に尽力しています。
同じ福島県民として、ささやかではありますが協力できることを考えていこうと思います。
頑張ろう ふくしま!
あとがき
今回の記事は、福島市から総走行距離約1000㎞以上、全行程3泊4日の旅で周った千葉県房総半島の内容と、少年時代の思い出を回想した勝浦と九十九里浜の内容でした。
本当ならば、小学1年生の時に人生で初めて行った水族館『鴨川シーワールド』まで足を延ばしたかったのですが、今回は時間の関係で断念しました。
近いようでなかなか遠い千葉県の房総まで、またいつか愛車のサバナと訪れたいと思います。
最後までご拝読ありがとうございました。