松川浦には度々出かけるので記事にする回数が多くなるのですが、その都度ちゃんと内容がある記事を書けるのも松川浦の魅力かなと思っています。
そんな訳で、相馬の復興シンボル、『浜の駅 松川浦』の第2弾です。
今回は、松川浦の最近の様子の紹介と、浜の駅松川浦の中にある『くぁせっと』でランチをしてきた様子をUPしました。
震災、津波、原発被害の復興シンボル、『浜の駅 松川浦』
今回は『浜の駅 松川浦』の内部を紹介したいと思います。
施設の中は「海鮮、農産、土産、飲食」の4つエリアに分かれていて、それぞれのエリアは全て地産地消をテーマにしているそうです。
震災前の松川浦漁港には、水揚げしたばかりの新鮮な海鮮を売る市場がありました。
その周辺にはたくさんの旅館や食堂、魚屋さんがあったのですが、あの日を境に大きく変わってしまいました。
今回はそんな過去の想い出話しではなく、力強く復興している『松川浦』を、同じ県民として応援したいと思い記事にしました。
そもそも、浜の駅って何?
下記は、浜の駅松川浦のHPより抜粋させていただきました。
浜の駅ができた理由が述べられているので、長文ですが掲載させていただきました。
東日本大震災による津波被害と原発事故に伴う風評被害。震災前は国内でも有数の良港として栄えた松川浦漁港。震災後10年、港湾施設の再建が成され試験操業を経て『拡大操業』と呼ばれるステージまで回復した相馬の水産業。今後、当地の⽔産物に対する⾵評を払拭し、漁業の本格操業を果たし、浜の賑わいを取り戻すため、復興のシンボルとなる施設整備が必要とされました。
また、⾵評払拭の前提となる【地産地消】を推進していくためには、市⺠のみなさんに対して地元で獲れる新鮮でお買得価格の⽔産物等を提供していくことが求められます。
同時に、常磐⾃動⾞道や東北中央自動車道(相⾺福島道路)などの道路網を活かし、年間を通じて交流⼈⼝の拡⼤が期待できる観光拠点施設もあって然るべきです。
そんな想いから生まれたのが浜の駅松川浦(復興市⺠市場)です。多くの市⺠と観光客にご来店いただくため、「市⺠の台所」としての要素を満たし、さらには「人気観光スポット」に成り得るよう努めてまいります。
この日も多くのお客さんで賑わっていましたが、もっともっと多くの人に認知されてほしいなと思いました。
きれいに整備されている松川浦漁港
ここの漁港もお気に入りの場所ですが、前から気になっていたのが『釣り禁止』の看板があること。
釣り禁止の理由は「密漁」とかの関係なのかなって思ってるんですが、気になっているのは「釣り禁止」の看板ではなく、
その看板の脇で釣りをしてる人がたくさんいること。
ん??禁止って書いてあるけど??何でみんな堂々と釣りしてるの??
って感じです。
許可を取ればOKとかなのかなぁ?っていつも不思議に思っています。
釣りをやらないから全然分らんわ~💦
松川浦のシンボル「松川浦大橋」。
橋の下には海を挟んで公園がふたつあります。
天気の良い日は最高に気持ちが良い場所で、ただ海を眺めているだけどで癒されてしまいますね。
漁港から北側に少し行くと、原釜海水浴場。浜もトイレもきれいになってます。夏場の海水浴の時期は大賑わいですね。
この日のランチは『くぁせっと』です。
せっかく浜の駅に行ったので、ランチは『くぁせっと』で食べてきました。
何と発音すれば良いのかわからない感じのネーミングに、「コラッセ」に似た匂いを感じたのは自分だけでしょうか?
福島県民しかわからないローカルな話題はさておき、本題へ。。。
この日に食べたものは『刺身定食5点盛り1500円』と『旬のお魚フライ定食 900円』でした。正直、驚いたのは味よりも値段ですね。漁港にある浜の駅だから、魚介類が美味しいのはあたり前ですよね。この鮮度とボリュームでこのお値段は、地元だから成せる技だと言えますね。(*'▽')
他にも、海鮮メニューが沢山あったので、『次回は何にしようかな』って、次の楽しみがすでにできてしまいましたね。
近くにも美味しいお店がいっぱいです。
前の記事でも触れましたが、『復興に尽力』しているのは地元の人も同じです。平日でも開店前から行列ができているのが、『たこ八』さん。遠方からも多くのファンが訪れていて、昼は満席必至です。
たこ八
とにかく、何を食べても美味しい!絶対1度は食べてみてください!!
ぐらんぱ
こちら『ぐらんぱ』は、洋食屋さん。窓の前が松川浦の最高のロケーション。
キラキラ光る水面を眺めながらのランチも格別です。美味しさが倍増するので、こちらもお薦めのお店です。
あとがき、復興とは忘れないこと
震災から10年が経過して、あの時の記憶も少し薄れてきているのも事実ではあります。嫌なことや辛かった記憶を忘れていくことも、生きて行く上ではとても大切な事だと感じるし、これについては誰も否定はできないと思います。でも、忘れてはいけない記憶があるのも事実で、それは『同じ過ちを犯さないため』に絶対に必要なことだとも改めて思いました。
忘れてはいけない記憶、FUKUSHIMA 50
震災の時に福島原発で起きていた実際の話です。この映画に登場する50人の人たちが、命を掛けて原発の崩壊を守り抜いてくれたからこそ、今の日本の平穏があることを絶対に忘れてはいけないことだと思います。これは多くの人に絶対に見てもらいたい映画です。
夜ノ森の素晴らしい桜のトンネル
FUKUSHIMA 50の最期のシーンに出てくる『夜ノ森の桜』です。
本当に素晴らしい景色で、この景観は絶対に守らなくてはならないと強く思います。
福島の水族館、アクアマリンふくしま
アクアマリン福島の中を津波が襲う映像をご覧になったことがありますか?
津波で大きな被害を受けた水族館も、今は完全に復旧して多くのお客さんが訪れて賑わっています。
大きな災害はいつ来るかわからないので、備えは万全にしておきたいですね。