今回はこのブログの題名になっている車の記事を書きます。
マイナーな車なので実際に見たことある人は少ないでしょうから、車の詳細や選んだ理由などを書いていきたいなと思います。
アメリカンフルサイズバン、GMC SAVANA 徹底解剖
アメリカンフルサイズバンって、日本では少しデカすぎて乗り辛い感じの車ってイメージだと思いますが・・・
実はその通りです。(>_<)
ということで、国産最大のアルファードと比較すると
GMC SAVANA、長さ5700㎜、幅2000㎜、高さ2300㎜、V8.5300cc
アルファード、 長さ4950㎜、幅1850㎜、高さ1950㎜、V6.3500cc
って感じで、ひと廻り大きいですね。
なので、160㎝位の身長の人なら室内で直立できるので、長時間車に乗っていても全く苦痛がありません。もちろん車内は運転席からウォークスルーで小型バスみたいな感じですね。
そんな感じで、取り廻しはしづらいけど乗り心地は最高な車です!
まずは、何で乗り辛い車を選んで乗っているのか、から進めたいと思います。
サバナを選んだ理由、規格外の大きさ
もともとエンジンの付いた乗り物が好きでとにかく運転が大好き。車やバイクを走らせることが単純に好きなんです。今まで20台くらいの車を乗り継いできて最終的にサバナにたどり着きました。
選んだ理由はズバリ『大きさ』です。
車中泊も趣味のひとつなのでとにかく快適に車中泊できる車が欲しい…
ということが最大の理由です。
快適な車中泊ができることが車選びの重要なポイントだけど、ここには自分なりのこだわりがあってそれは、キャンピングカーでは無いこと。パッと見はキャンピングカーではなく、普通の車にいろいろな装備が付いていることがこだわっているポイントです。
大きさ的にいろいろ装備を積めるかなってベース車にアルファードを考えましたが、国産最大クラスでも室内が狭すぎました。結果、外車を捜すようになり、たどり着いたのがアメリカンフルサイズだった訳です。
ここまで絞れば候補になるのは数台だったので、後はデザインが好みの車ってことで
シェビーでもダッジでもフォードでもなくGMC SAVANAになった訳です。
唯一無二の個性
SAVANAはシボレーエクスプレスと兄弟車で顔が違うだけの双子がいます。
なぜサバナにしたかって言うと、サンルーフが付いたのと顔が好みだったからってことで選びました。
外見にも惚れました。
ブラックゴールドのツートンカラーはこの個体だけで、それが一番気に入ってとにかく「カッコいい!」
合わせて、
ほとんど同じ車に出会わないのが凄くいいんです。
過去に同じ車に出くわしたことは1度も無いしほとんどオンリーワン感覚です。
ネットで中古車探しても20台以上ヒットしない車だから、個体数はメチャクチャ少ないです。それも大きな魅力のひとつですね。
サバナとの出会い
サバナとの出会いは今から4年前の平成29年10月。
直前まで乗っていたエスティマハイブリットの車検時期と、売り頃を考えて手放すことを決断。それに合わせてサバナを捜し始めました。
ネットの「カーセンサー」と「グーネット」を検索すること1ヵ月。
調べてみてわかったことは、ふたつのサイトに出ている車はほぼ同じ車で、欲しい型のサバナの個体は8台程度でした。
その時の候補にあがった個体数は全国で4台。
最後まで迷った車が北海道にあった白の1台でしたが、車両価格と陸送費の関係で決まった車がこのサバナでした。
車の購入には運命的な出会いがあると思っているので、良い車に出会える希望を抱いてカーセンサーから販売店に連絡しました。
後にこの決断が間違っていたと思うのですが、今となってはこれが運命だったんだろうと考えています。
これがカーセンサーに出ていた写真です。
傷だらけ、故障だらけのサバナ
購入したのは静岡県の販売店でした。
写真の見た感じも良かったし、電話での説明も良かったので現車確認せずに購入を決めました。
後にこれが大きなトラブルに…。
過去に現車確認しないで購入した車が5台ありましたが、車の状態を示した情報に大きな差異はなくトラブったことは1度もありませんでした。
特にボディーの状態は傷アリ、凹みありって、販売店が画像や文章で細かく示してくれていたので安心して購入できていました。
もちろん現車が届いても納得のいく車だったし…。
そんな経験があったのでサバナの時もすっかり安心してネットで購入することにしました。
でも今回は大きな反省点が残りました。
全ての店が良心的ではないってことを経験してしまったので・・・。
届いた車の程度は悪く、トラブル沙汰のレベルでした。
屋根からは雨漏り、警告ランプは点きっぱなし、ボディー左側は傷だらけのうえ、長さ2m越えの太い線傷にタッチペン痕がいたる所に点在。
左フロントのフェンダーライナーが丸々欠損、ドアを開けるとヒンジのすき間から地面が丸見えの状態、ダンパーラバーは4個とも腐りきって原型を留めてない状態。
下廻りはサビだらけでもはや解体屋にある廃車レベルの錆。
リヤブレーキのドラム裏のカバーは劣化により腐り果てて半分が無くなっていた状態。
それ以外も細かいことが書ききれないくらいの状態でした。
300万以上出して購入した車がそんな感じで、もちろんすぐにクレームを入れましたが
現車確認しない方が悪いと逃げられ、結局は修理代を20万出すって形で終結。
全ての販売店が良心的だと思ったら大間違い!
それを学習しました。
当たり前でしょ!
って言われたらそれまでですが、人を信じられなくなる嫌な経験でした…。
その販売店は今でも外車専門で営業してます。
名前を公開したいくらいだけど、やめておきます・・・
そんな店そのうち罰が当たるでしょう。( `ー´)ノ
購入して3ヶ月間は乗れなかった
そんなこんなで購入して直ぐに修理に入庫したので、納車から3ヶ月は乗れない状態でした。
本来なら返品してくれって争うのかもしれませんが、自分のところに来たサバナに触れていたら大切にしてもらえなかったことが不憫に思えてきて、何だか可哀そうになってしまいました。
せっかく出会ったんだからオレがきれいにしてあげよう、そう思うようになり覚悟を決めて修理することにしました。
その時の修理費用は50万円くらいでしたが、後の車検の時には悪い所を徹底的に直してもらいました。
デフのオーバーホールからプロペラシャフトの交換、リヤ足回りオーバーホール、下廻りサビ除去、アンダーコート施工、ノックセンサー交換、ヘッドガスケット交換、左半面塗装し直し、ボディ全体磨き仕上げダイヤモンドコート施工、4ヶ月かけてきれいにしてもらいました。
掛かった費用は総額で100万円近く・・・
累計では150万円以上掛けて徹底的にキレイにしました。
これでサバナはもう一度生まれ変わりました。
ここまで仕上げるのに総額500万以上は掛かっちゃいました。💦
でも、今は絶好調なので感激です!(^o^)/
その後も故障と修理が続き、アメ車壊れる説の真相を解明!
沢山直してピカピカになって調子よく走っていましたが、また故障発生。
休みの日に出掛けようとキーを回してもうんともすんとも言わないサバナ。
キーを回しても何の反応もないからバッテリーでは無いことは直ぐにわかって
恐らくはセルモーターかイグニッションキーシリンダーであろうと推測
ひとつづつ原因を探った結果今回の不調は両方であると判明。
そのため、ACデルコのセルモーターとイグニッションキーシリンダーを購入。
セルモーターはヤフオクで買ってシリンダーはアメリカからの取り寄せでした。
この修理でも6万円を支払って修理期間は2週間程度でした。
では何故アメ車は壊れるのか?
その解明を自分なりにしてみました。
それは、日本に出回っているアメ車の個体が、整備されていないものが多すぎるから
ってことが単純な答えであると感じています。
要するにちゃんと整備しないから壊れる訳で、整備しないで何年も乗ってりゃそりゃ~故障するに決まってるでしょ!って、本当に単純な理由なんですね。
出回っている沢山のアメ車の中に、きちんと整備されていない車が多くそれがアメ車が壊れるイメージを作っている原因かと思いますね。それに古い年式のアメ車の流通も相当多いと思いますし。
アメ車が壊れやすい粗悪車な訳じゃなく、多くのオーナーが整備不足のまま乗っていることが問題だってことですね。
GMC SAVANAを愛すべきオンリーワンへ!
GMC SAVANAは7人乗りのワゴン車です。
大きくて柔らかく座り心地の良い皮のキャプテンシートはアメ車ワゴンの象徴と言えるかもしれません。
それにこのサバナはハイルーフのコンバージョン仕様なので、内装は豪華を究め、シャンデリアや大型TVが付いています。
スピーカーは全部で12個、ラグジュアリーBOXも5ヶ所についていてそのままでも十分に豪華な装備になっています。
やっぱりアメ車は『アメリカンレーシング』でしょ。
アメリカンフルサイズバンのホイールと言ったら『アメリカンレーシング』かなって勝手に思っています。
自分のサバナには夏用も冬用もどちらもアメリカンレーシング。
メッキのピカピカが大好きで、アメリカンレーシングのメッキは分厚くて丈夫なところがお気に入りの理由です。
その他のこだわりは掃除がしやすいこと。1ピースでキャスト数が少なく複雑なデザインじゃないのがベストだと思ってます。
ホイールサイズは7.5Jの20インチ、タイヤがファルケン アゼニスFK510、255/45/20です。
総重量3t越えのサバナのタイヤ寿命は短いのでタイヤ選びには苦戦しました。
ボディサイズとのバランスならばもう少し肉厚のタイヤの方が好みではあるのですが、扁平が45以上だと高さオーバーで洗車機に入れなくなってしまうのです。(T_T)
じつはファルケンの前にヨコハマの255/55/20ってタイヤを履かせたのですが、高さが2300㎜オバーになって洗車機に完全に入れなくなってしまいました。
それでもしばらくは手洗いで頑張っていたのですが結局手洗いの方が車に傷が付くのが分かったので、泣く泣く245/45/20のファルケンに交換というそんなよけいな経験をしてしまいました。
スタンドの手洗いみたいに冬に大量の水を流しながらとか、全体にモコモコの泡まみれで洗うなんてことはこのデカい車体では結局はできないのです。
ホースは20ⅿ位の長さが必要だし屋根は絶対に洗えないし…。
1週間に1回は洗車をする自分にとってこの車体を毎回手洗いするのは現実的に難しく、洗車が嫌いになってしまったのでそれからは洗車機オンリー。
今の洗車機は凄い優秀だからかえって傷が付かないし何より屋根から全てがピカピカに仕上がるっていうのが経験値からの判断でした。
話はアメリカンレーシングに戻って
欲しかった『トルクサースト』は5穴までしかなく、6穴のサバナには『TT60 トラック』というトルクサーストのデザインを継承したホイールを選びました。
しかしここでまた問題が…。
それは、どこを探しても日本には売ってない!という現実でした。
知り合いからアメ車専門の車屋さんを紹介してもらい、そこのショップから個人輸入でアメリカ本土から取り寄せてもらいました。総額はホイールのみで約40万円でした。
1本10万か~…(T_T)
と躊躇しましたが、後から後悔したくなかったので思い切って購入しました。
ザッツプラグナッツ様でアメリカンレーシングの紹介をしていますので掲載させていただきました。
ファルケンは4本で10万位なので、結局はタイヤホイールセットで50万オーバーでした。( ;∀;)
無駄にしたヨコハマタイヤもまぜたら総額70万弱って感じ…。
どんどんお金を吸い込んでいくサバナでした。(T_T)
タイヤの大きさが分かると思います。
3ナンバーから1ナンバーへ用途変更
ただ、このままでは車中泊には適さないので、ここからオンリーワンを目指してDIYを強行していきます。
まずはセカンドシートひとつとサードシートを撤去して3ナンバーの枠から1ナンバーに用途変更しました。これにより重量税は58,600円から8,800円へ減額され、車検が2年から1年に変わり乗車定員も7名から3名に変更しました。
そして撤去したスペースにベッド、ギャレー、キッチンをDIYしていきました。
DIYしたところは
サブバッテリーをACデルコM31MFを2個、インバーターを純正弦波2000Wを1基、走行充電器BAL2705とメインバッテリーを38スケのケーブルで繋ぎ電源を確保。
家電は45L冷凍冷蔵庫、電子レンジ、オーブントースター、ホットプレート、ホットサンドプレート、ファンヒーター、サーキュレーター、加湿器、電気毛布、カラオケセット、プロジェクターシステム、12インチTVなどを装備。
その他にギャレー、45L水道システム、カセットコンロ2基、屋外BBQセット、以上のセットで車中泊が快適にできるようになっています。
ベッドサイズはセミダブルなので家に居るようにゆっくり寝れますし、夜間の暖房は小型のファンヒーターと電気毛布を利用してエンジンを掛けずに一晩快適に過ごすことができています。換気対策に窓を少し開けておけば使用には問題はないので、だいぶ安く収まったと思っています。
暖房はFFヒーターの取り付けなども考えましたが、金額と手間を考えたら小型のファンヒーターを8,000円くらいで買って、使わない時は車から降ろした方が得策と考えて実行しました。
あとがき
愛車のGMC SAVANAは2006年式なので登録15年目で走行距離は13万㎞。
オイル交換や洗車、タイヤ交換など自分で出来ることは大体自分でやっています。
自分のところに来てきっとサバナも喜んでくれていると思います。
あと10年は乗りたいなと思っているので、これからも大切にしていきたいと思っています。
でも、10年後サバナは25歳、正直そこまで走ってくれるかは心配です。
まだまだ日本中を走りたいから、これからも頑張ってね。