コロナのまん延防止等重点措置が全都道府県で解除され、これから旅行や温泉へ出かけようと考えてる方もいることでしょう。
この記事では、日本三大名湯、群馬県草津温泉について、ビギナーの旅行客目線で分かりやすく書いています。『湯畑』や人気スポットの紹介、実際に宿泊した旅館の話や昨年完成したばかりの『裏草津の地蔵の湯』エリアについてなど、写真を多用して紹介していきます。
この記事を最後まで読めば、草津に初めて行く人でも迷わないで草津温泉の観光や、新スポット『裏草津』を楽しめると思います。
令和4年3月に実際に行って体験してきたばかりの『新鮮な情報』をお届けしていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
日本三大名湯、草津温泉の魅力はすごい!
湯畑周辺と新スポット裏草津を紹介。
草津温泉で今一番トレンドなのが「裏草津」です。
今年完成したばかりのエリア、裏草津って何?って方に、分かりやすく裏草津の楽しみ方を教えます。ぜひ最後まで読んでみてください。
裏草津に一番近い宿、 ” 旅館 たむら ” とってもお薦めです。
草津温泉と言えば町の中央にある『湯畑』が一番の観光スポットです。その周辺には神社仏閣やホテル、旅館、飲食店、お土産屋さんなどの沢山のお店が朝から夜遅くまで賑わっている観光名所です。
草津温泉に行って湯畑に行かないことは、ビギナー観光客では恐らくは無いことでしょう。湯畑を見たいから草津に行く…くらいのメイン観光だと思いますので。
でも、逆に言ったら湯畑の目の前に宿泊したことで草津のメイン観光がそこで終わってしまうとも言えますね。
そこで、温泉旅行の楽しみのひとつ『浴衣』を着て温泉街を歩くことが必然的にできるコツが、メイン観光地から『少し離れたところに宿をとる』ことだと筆者は考えています。(*^_^*)
当然の心理として、宿泊した部屋の窓の下がメイン観光地だとしたら、それだけでテンションが上がることでしょう。しかしそんな一等地は当然料金が高いのが必然ですね。
それに比べ『少し離れたところの宿』は、不利な立地をカバーするために多くのサービスが凝縮されているケースがたくさん見られます。
コスパが良くてサービスが濃厚なお宿を探すのも旅行の楽しみでもあるので、この点は時間を掛けてリサーチするよう心掛けています。
そんな訳で、前置きが長くなりましたが、筆者がお薦めする旅館が『裏草津の旅館たむら』さんです。
こちらのお宿は、開業147年全14室の旅館で、草津の新名所『裏草津』の目の前にあります。湯畑までも徒歩3分なので、お散歩感覚でちょうどいい距離感で散策できました。
旅館たむらさんの良かった点をあげると、
①『コスパ』1泊2食付き消費税入湯税込で1名15,150円。
②『貸切温泉無料』ふたつの貸切風呂が、入館してから帰るまでの間いつでも何度でも利用可。
③『草津の新スポット、裏草津の目の前』地蔵の湯、足湯、顏湯、源泉、カフェなどが目前。
④『部屋食で三密回避』朝夕の食事は個別対応の部屋食でコロナ対策も万全でゆっくり安心。
⑤『女性客は色浴衣が無料』女性の視点から見るとこの点もポイント高いですね。
筆者にとっては十二分に草津温泉を満喫させてくれた『旅館たむら』さんに感謝です。
裏草津地蔵の湯の隣にある旅館です。
貸切風呂はふたつあって、自由に何度でも入ることができますよ。ありがたいサービスです。
食事は夜も朝も部屋食です。食事のお部屋が別に個別で準備されています。ゆっくり自分のペースで食べることができました。
人目が気にならないし、三密も回避できて嬉しい限りです。
観光スポット紹介(旅館たむらからの所要時間入り)
裏草津に一番近いお薦め宿「旅館たむら」さんを拠点にして、草津エリアから裏草津エリアへの移動時間や経路などを紹介しています。
これを読めば、草津温泉が初めての観光客でも草津の表裏を楽しむことができますよ。
人気スポット湯畑へも旅館たむらから徒歩3分。
言わずと知れた草津の名所『湯畑』
これが観たくて草津に来たと言っても過言では無い。ここから徳川家康がお湯を江戸に運ばせた献上湯汲上場所。
湯滝の中にある灯篭は江戸時代からあるものらしいです。
画像の下に写ってる献上湯の木枠も江戸時代からある物だそうです。酸性のお湯が木材を腐食させる細菌やバクテリアから守ってくれるので、朽ちずに当時のまま残っているそうです。
草津山光泉寺、旅館たむらから徒歩5分
湯畑源泉を見下ろす高台にある真言宗豊山派のお寺です。
721年、高僧・行基によって開山されたと伝えられていて、草津温泉の源泉を守るお寺です。毎年8月の草津温泉祭りの日には、源泉分湯の儀式が行われています。湯畑がライトアップされる夜間帯に、頂上から見る夜景がきれいでした。
本堂でお参りしました。小林一茶が読んだ句碑がありました。「湯けむりにふすぼりもせぬ 月の貌」
境内の看板に、「今まであまり花を咲かせられなかった方々、もう一度花を咲かせたいと願っている皆様、是非お参りし、願いを叶えていただきますよう祈念申し上げます」と書いてありました。
白旗源泉、旅館たむらから徒歩4分
光泉寺に登る階段の右側にある源泉のひとつ、白旗源泉です。
ブクブクと源泉から泡が出ています。
湯畑周辺エリア、旅館たむらから徒歩3分~5分
湯畑周辺には沢山の飲食店やお土産屋さんが並んでいます。若者の姿が多くてまるで渋谷や原宿?と思ってしまうほどでした。焼肉屋さんがある方が湯畑の北側です。並びには茶色い看板のセブンイレブンがありました。夜遅くまでお客さんでいっぱいのコンビニでした。
湯畑の東側にある足湯には、ところ狭しと人がいっぱいで、足を入れる場所がないほどです。
手洗の湯は酸性のお湯でコロナにも効果ありかな?町中で温泉が湧いていてテンション上がりました~。
お目当ての人気のプリンは売り切れでした。お店の場所は湯畑の西側です。
バスターミナル前の湯路広場には、夜になるとイルミネーションがきれいなモミの木があって、撮影スポットになっています。
黒いお店の脇を進むと『裏草津』方面です。
人気店は長蛇の列で賑わっていました。後から買おうと後回しにしたら、こっちも売り切れになってました~。(T_T)
西の河原通り、旅館たむらから5分∼10分
この看板から徒歩10分で西の河原露天風呂。総面積男女あわせて500㎡を誇る日本有数の大露天風呂!毎週金曜日は混浴デーだそうですよ~。(^o^)/
朝早い時間だったので人影はまばらです。
見て歩くだけで楽しかったですよ。
昨日買えなかったプリンを朝早く行ってGET! 寒かったので温かいプリンを選びました。
湯LOVE 草津温泉 ライブカメラ で現在の湯畑の様子を見てみよう!
裏草津エリア、旅館たむら前~徒歩3分
旅館たむらと隣接する共同場。地蔵の湯源泉でやや白濁したお湯です。
共同湯は地元の人の生活のために設置され地元の人たちが管理利用しているお風呂です。観光客も利用できますが、マナーを守って入浴されてください。
共同浴場、地蔵の湯
江戸時代に「この湯で目を洗えば眼病が治る」とお地蔵様からお告げがあったという説話があるそうです。
ここでも源泉が湯気を上げていました。湯気があったか~い。
裏草津の足湯、地蔵の湯の目の前にあります。
顏湯の桶の下には源泉があります。源泉の湯気で顔を温めます。
地蔵の湯の脇の階段を上がるとカフェと漫画堂があります。
地蔵カフェ
漫画図書館、漫画堂、群馬出身や草津温泉ゆかりの漫画家らの、1万冊を超える漫画を所蔵。営業時間は、9:30~16:00、利用料金は2時間大人400円、小学生300円、小学生未満無料。
百年石別亭
草津温泉の特徴である酸性の性質を利用した温泉アート「百年石づくり」が体験できる。石灰石にペンキで好みの絵や文字を描き、温泉に2日間つけると描いた部分が浮かび上がります。
温泉に来たら浴衣で歩きたいね、草津は浴衣が似合う温泉街です。
冬の草津は寒さが厳しいので、浴衣の下は超防寒をおすすめします。💦
夜の賑わいも凄かった~ (*'▽')
バスターミナル前の湯路広場。夜は撮影スポットです。
雪がある時はかまくらがいっぱい『カマクライト』
湯気がライトに照らされて幻想的でした。
夜でもライトアップのお陰で安心して歩けます。
ライトアップされた街並みは、昼間とはイメージが変わり幻想的空間に。夜でも観光客がたくさん歩いていてとても賑やかでした。『日本三大名湯』さすがです、街の活気が凄すぎです。
草津熱帯圏でワニや猿、カピバラに会ってきた
年中無休でAM8:30~PM17:00、入園料は大人1,100円、高校生800円、子供700円。イメージ通り?の熱帯圏さん。多くを語るのはやめておきましょう…。
周辺の道の駅
草津温泉へ行く道中には道の駅が4つありました。下記はそれぞれリンクが張ってありますので、ご覧になってみてください。
①道の駅あがつま峡
②道の駅八ッ場ふるさと館
③道の駅六合
④道の駅草津運動茶屋公園
道の駅六合と道の駅あがつま峡には温泉が併設されていますので、温泉愛好家なら立ち寄り必須かもしれませんね。
その中で今回立ち寄ったふたつの道の駅、あがつま峡と草津運動茶屋公園を紹介します。
まずは「道の駅 あがつま峡」です。
草津温泉に行く途中の国道145号線にある道の駅で、国指定名勝「吾妻峡」の四季折々の渓谷美が楽しめる好立地の道の駅です。
道の駅の中には、ドッグランや足湯、天狗の湯という温泉が併設されています。かなり広いスペースの道の駅で、家族と愛犬を連れて楽しめる道の駅でした。時間の関係で天狗の湯には入れませんでしたが、次の機会があったらここの温泉にも入ってみたいと思いました。
『道の駅 草津運動茶屋公園』
草津温泉の玄関口に位置する道の駅で、ドイツの街並みをモチーフにしたおしゃれな建物が目印です。観光総合インフォメーションやゆったりと森林浴のできるやすらぎの森なども併設しています。
展望塔から国道の上を渡る連絡路を通って道路の向かい側に行くと「ミュージアム」があります。ここでは、草津温泉でしか買えないオリジナル化粧品「華ゆら」や、草津温泉観光大使の「ゆもみちゃん」グッズが売っていました。
陶器や切子グラス、キッチンツールなどのオシャレな小物も揃っていて、女性客に人気のあるショップでした。
食事処では、群馬名物のひもかわうどんや、くま笹うどん、地元産まいたけの天ぷらなどがあり、群馬に来たからにはと「群馬名物ひもかわうどん」と「わさびコロッケ」を食べてきました。ご当地メニューはとっても美味しくて、旅の気分を満喫できました。
草津までのアクセス
草津温泉までの車でのアクセスは、関越自動車道渋川伊香保ICを降りて県道35号線を草津方面に走り、途中から国道145号線にスイッチしてそのまま道なりに走るだけですね。
高速を降りてからの時間は約1時間30分位で、その間に道の駅がいくつかあるので飽きずに走って来れると思います。時間に余裕があれば道の駅で温泉に入ってくることもできますよ~。♬
ちなみに筆者は東北は福島からの遠征でしたので、夜中に東北道をひた走り北関東自動車道、太田強戸パーキングまで来たら朝まで仮眠して再出発しました。高速を降りてからは道の駅に寄り道したりして、草津に着いたのはちょうど昼頃でした。足掛け16時間のドライブでした。
旅行は楽しい~。ロングドライブはテンションが上がります~。(*'▽')
最後に草津温泉の歴史を超簡単にまとめました。
日本三大名湯、草津温泉には凄い歴史がありました。長い歴史がある草津温泉には、数々の天下取り武将が愛した草津温泉の逸話がありました。
過去から現代に橋渡しされた草津の魅力は今も健在です。
徳川家康が豊臣秀吉に勧められお湯を江戸まで運ばせた
湯畑の中に木枠があり、その中で温泉が湧いていますが、そこは江戸中期に徳川8代将軍吉宗に献上する湯を汲み上げた場所です。
八代将軍吉宗や十代将軍家治が、この湯枠の湯を樽詰めにして江戸城へ運ばせたことは有名で、現在残る湯枠は、八代将軍吉宗が汲み上げた際のものだそうです。
草津温泉の泉質は、温泉に付けた鉄釘が2週間で溶けてなくなるくらいの強酸性らしく、木材を腐食させる細菌やバクテリアが死滅してしまうため、朽ちずに当時のまま残っているそうです。
慶長元年(1596)徳川家康が、豊臣秀吉に勧められて草津の湯を江戸城へ運ばせて入浴していたことも最近分かったらしく、家康の前例があってこそ八代将軍吉宗や十代将軍家治が権力の象徴として江戸まで運ばせたんでしょうかね…。
理由はともかく、現代では考えられない話ですね。
豊臣秀次や家康の正室朝日姫、また前田利家公なども草津温泉に入湯しているそうですね。
すげーな草津温泉。
名勝 ” 湯畑 ” は『湯の花』を取るための畑
草津温泉のシンボル『湯畑』は、石柵内の広さ1,112mで52℃の温泉が毎分4,040ℓ湧出している草津を代表する源泉地のひとつです。
中央にある7本の湯桶は全長40ⅿあり、ここに温泉を流すことによって高温の湯を冷まし温泉施設や共働浴場などに給湯しています。また、土産物の「湯の花」は、この湯桶から採取されています。
「湯畑」という呼び名は、明治20年に湯桶が初めて設置され、湯の花を採るための畑ということから定着していき、江戸時代から「大池」「湯の花の池」などと呼ばれていたそうです。
湯畑のような大源泉が町の中心にある例は全国的にもまれで、草津の町はここから発展していき
昭和50年には、岡本太郎氏が代表を務める現代芸術研究所によって湯畑を囲む石柵が設計され現在に至っているようです。
源泉から湯桶を通って岩盤を流れ落ちる湯滝の様子には独特の風情があり、草津固有の温泉文化を象徴する風致景観が認められ、平成29年10月に文部科学大臣から国の文化財である「名勝」に指定されました。
「名勝」湯畑の石碑
草津温泉の公式ホームページはこちらです。
あとがき
温泉大好きの人なら日本三大名湯には絶対に入ってみたいと思っていることでしょう?それに漏れることなく私もその願いをずっと昔から持っていました。
- 群馬県 草津温泉 自然湧出量日本一を誇る草津温泉は強酸性で殺菌力が高く、「恋の病以外は治す」と言われています。
- 兵庫県 有馬温泉 茶褐色の「金泉」は塩分濃度が高く保湿効果が持続します。
- 岐阜県 下呂温泉 アルカリ性単純泉です。
そのひとつ「草津温泉」に初めて来れて感無量でした。
あとのふたつの温泉にも絶対に行ってみたいなって、強く願っています。
ず~っと前から行きたかった草津温泉に” 大満足 " でした!(*^_^*)
もう一度絶対に来たいと心に誓いました。
プリン美味しかった~
すごいな~草津温泉!
草津最高!(^^)v
♬ 草津良いとこ~いちどはおいで~ ハァどっこいしょ~ ♬
草津節のメロディーラインをUPしました。
国道292号線の草津温泉に向かう最後の峠道の途中にあるメロディーライン。
一般的にはメロディーロードというらしく、車のタイヤとの摩擦で音を発生させるように舗装路面に溝を切り込み、路面上を一定の速度で走行すると音楽が流れるよう細工を施した道路のことで、その舗装技術は特許庁に2005年9月16日出願、2011年3月に特許され、特許原簿に登録されているそうです。
ちなみに全国にメロディ―ロードは37ヶ所あり、そのうちの10ヶ所は群馬県にあるそうで、群馬県はメロディーライン王国と愛好家には呼ばれているらしいです。